日立システムズフィールドサービスは、企業活動が社会に与える影響と社会的責任を的確に認識し、社会からの期待と要請に応えるべく「サステナビリティ経営」を推進しています。
2021年7月に、サステナビリティ・リスクマネジメント本部/サステナビリティ推進部を設立し本格的な「サステナビリティ経営」を実践するための体制を整備しました。さらに、「理解・実践・定着」をキーワードとした3カ年のロードマップを策定し、社会・環境価値の数値目標を設定。サステナビリティに資する具体的取り組みを開始しています。
3カ年のロードマップの初年度となる2021年度は、サステナビリティの“理解”をテーマとした活動を実施しました。まず役員には有識者を招きサステナビリティに関する講話やヒヤリングを実施し理解度の向上を図りました。また本部長以上にはSDGs理解・浸透のためSDGsカードゲームを通して理解を深めました。
サステナビリティ理解浸透策の一つとして、役員を対象にSDGsを含むサステナビリティに関するグローバルトレンドへの理解を深め、経営・事業戦略に組み込むことを考える場として「サステナビリティ講話」を開催しています。2021年7月に日立システムズから講師を招き「日立グループ、日立システムズのサステナビリティの取り組み」と題し、なぜSDGsに企業が取り組むのかをお話いただきました。
2021年度はSDGsの浸透活動の一環として、SDGsカードゲームを本部長以上を対象に3回開催しました。
今後も継続開催をしてまいります。
ロードマップ“実践”となった2022年度は、2021年度に策定した社会・環境価値の数値目標に基づいた事業活動を展開しました。
事業と概要 | 創出価値・活動 | 貢献するSDGs |
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EV充電器設置工事
EV充電設備の |
価値
2022年度の活動関連ベンダとタイアップし公共施設・ショッピングセンタ・コインパーキング等への導入支援、保守・監視等を行い、EVの普及、安定稼働のサポートを行うとともに、新規充電設置台数を伸ばし、政府2030年までの設置目標に貢献しました。 |
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ロジスティクス運用
24時間、365日体制で |
価値
2022年度の活動
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コンタクトセンター
コールセンター運用支援(製品・サービス等に関するお問合せ対応)や付随するデータ管理・印刷・発送等の業務サポートなどBPO業務全般 |
価値
2022年度の活動
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デスクサイドサポート
お客様先でITシステムのオペレーション業務代行及び利用者向けヘルプ業務を行う |
価値
2022年度の活動
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鉄道事業の
安全管理と品質管理により無事故無災害の工事を提供する |
価値
2022年度の活動
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次期無線通信
「超高速」「多数同時接続」「低遅延」な新技術による次期無線プラットフォーム事業を展開。最適な構成をワンストップで提供 |
価値
2022年度の活動
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医療・セキュリティ関連の
病院や介護保健施設などに身体的異常発生時の通報システムや監視カメラ等セキュリティシステムの構築 |
価値
2022年度の活動
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2021年度に始めたSDGs浸透活動のカードゲームは対象者を課長職に拡大し実施をしました。
22年度実績 開催33回 313人参加
2022年度は外部講師を招き、「LGBTQの理解」について、役員を対象に研修を実施しました。
多様な人々が働く職場であるという認識をあらたにし、従前の考え方を改める大変良い機会となりました。2023年度も部長を対象に継続実施予定です。
2023年度は、22年度に実践した事業を更に拡大し定着させるために、管理者をはじめ全従業員を対象に知識・情報の習得を計画しています。
外部講師を招いて講演会(テーマ「維持可能な社会の実現に向けた日立の取り組み」)を実施します。
管理職を職制ごとに分け、各職制に合わせたサブテーマを3種類設定し実施予定です。
講演会に参加できなかった人向けにビデオ研修を実施し対象者全員が受講完了を計画しています。
SDGs浸透活動として21年度より継続して実施しています。
23年度は上期に管理職を完了し、下期は対象を社員全員に拡大し実施します。
当社教育専門部署では、カーボンニュートラル推進のため新たな教育講座を開始しました。
カーボンニュートラルとは何か、またその実現方法と関連する技術を習得します。
さらに日立システムズグループ関連事業の理解、自社で今後取り組んでいく方向性を学ぶ講座です。
22年度から対象を拡大し、外部講師を招いて継続実施します。
講演会や研修ではアンケートを実施し、研修の成果(どのような知識をどのように事業に活かせるか)を分析し、今後の活動に活かしてまいります。