IPよもやま話
IちゃんとP（パパ）小野田君の会話が続きます。
今日も「NGNの面白い話」をしてくれるんでしょう？
そうだね。
面白がってくれるかどうか分からないが、FAXの話は前にしたから、今日は一番身近な「電話」の話をしよう。
NGNになると「高音質の電話」が使えるようになると聞きましたが？
そうなんだ。
今までの固定電話の通話は「3.4kHz」までの帯域だったが、NGNでは勿論それと同じ電話が使えるが、「7kHz帯」まで使った「高音質電話」が使えるようになるんだよ。
そういえば、Skype（スカイプ）（注1）も7kHz帯まで使う高音質でしたね。
古い言葉で言うなら「ハイファイ電話」ってとこですね。
図1 高音質電話
そうそう、よく覚えていたね。
そのSkypeと、音質は殆ど同じだが、Skypeはインターネットだから、ベストエフォート品質だよね。
NGNは「QoS」も「セキュリティ」もインターネットの比ではないレベルだから、その点は大きく違うがね。
音声品質のことは、図2を参照してくれないか。
また、高音質電話のイメージを図3に示したから見てくれ給え。
図では、相手も「高音質電話対応機器」でないと駄目みたい（注2）だけど、それじゃああまり意味がないじゃあないの？
そういうなよ。
そうでないと効果が出ないんだ。
でも、いまは、その対応機器も「電話会議端末“MB-1000”」しかないから、あまり威張れないね。
図2 NGN／Skype／加入電話の比較
そのうちに、NGN用の一般電話機の「高音質電話対応機種」が登場してくるでしょうね。
うんうん。
何か「利用上の注意事項」などありますか？
図3 「高音質電話」のイメージ
うんうん。
いくつかあるね。
などだ。
他の付加サービスと併せて利用する場合の注意事項は、表1に示しておいたから参照してくれ給え。
ありがとうございます。
表1 他の付加サービスを併せて利用する場合の注意事項
| 項 | 付加サービス名 | 説明 |
|---|---|---|
| 1 | ボイスワープ | 高音質電話の転送可能な条件は下記。
|
| 2 | ナンバー・ リクエスト |
高音質電話の非通知転送の場合、ガイダンスは、端末によっては聞くことができない場合がある。 |
| 3 | 迷惑電話お断り サービス |
高音質電話発信の場合、着信拒否ガイダンスは、端末によって聞くことができない場合がある。 |
| 4 | 複数チャネル | 同時に最大8通話（複数チャネル数の範囲まで）利用できる。 ◆ひかり電話オフィスタイプ対応機種によって、最大通話数が異なる。 （ひかり電話オフィスタイプ対応オフィスゲートウェイ「VG430/830」の最大接続数は2台。（テレビ電話端末を含む） |
パパ、高音質電話のことは、分かったけど「NGNの外線」は「フレッツ光ネクスト」なんでしょう？
それを少し勉強したいわね。
次回は、それにしてくれないかしら。お願い！
そうですね。
私もこれからの営業上、お客様に説明できるようになりたいので、お願いします。
分かりましたよ。
そうしましょう。
