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第4回 IP電話の注意点

IPよもやま話

IちゃんとPパパの会話が続きます。
今日は「IP電話の注意点」の話です。

イラスト

Iちゃん

パパ。今日は「IP電話の良くない点」について、 教えてくれるんだよね。

Pパパ

そうだったね。
「IP電話」については、新聞や雑誌、テレビなどで「よい点」や「安価な電話」の面が強調されているが、「注意すべきこと」も多いんだよ。

Iちゃん

通話音質に課題があるってこと?

Pパパ

そう、その面が一番だね。ベストエフォート型サービスと呼ばれるが、品質面では多少「我慢」が必要だね。その他に、注意すべき点は、表のように7つもある。話を分かりやすくするために、今回は家庭用の場合について話をするよ。「法人用」については、別の機会に話すことにするね。

家庭用「IP電話の課題と解決の見通し」

家庭用「IP電話の課題と解決の見通し」
課題項目 内容 解決の見通し
1 固定電話からの着信 固定電話から「050」への着信 03.10.23から可能
(ただし、まだ、不可能なIP電話事業者もある)
2 IP電話の番号通知 相手に自分の番号を教えること
3 IP電話から携帯やPHSへ発信 IP電話から携帯電話やPHSにかけられなかったこと
4 0120、0570への発信 まだ、かけられない ?(時期?)
5 117,177への発信 まだ、かけられない ?(時期?)
6 110、119番への発信 かけられない 見通し立っていない
7 IP電話事業者相互通話 一部のIP電話事業者間のみ可能で、多くは「相互接続できない」 ?(時期も、料金も、品質面も?)

Iちゃん

そうなんだ。つまり、完全にNTTの電話を置き換えるレベルに達してはいないのね。
その他に課題はないの?

Pパパ

課題や、利用上の注意点がいくつかあるね。

  • 「050」による「固定電話からIP電話への着信」が可能になり、その料金は全国一律10.5円/3分程度だが、市内通話に限れば「固定電話→固定電話」は、3分で8.5円だから、市内通話は逆に高くなるので「要注意」!
  • IP電話事業者には、品質面で総務省が「クラス分け」している。分かりやすく言えば、クラスAは「NTTの「固定電話並の通話品質」、クラスBは 「携帯電話並の品質」、クラスCは「それ以下」となっているので、「要注意」! ってとこかな。

Iちゃん

有難う。この次は、何を教えてくれるの?

Pパパ

そうだね。少し、話題がそれる感じだが「IP-v6」の話をしよう。
IPのプロトコルの話だが、面白いよ。

Iちゃん

そう、期待しているわ。

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