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Hitachi

IちゃんとPパパの会話が続きます。
今日は「IP電話の通話品質」の話です。

イラスト

Iちゃん

パパ、今回は「IP電話の通話品質」についてだったわね。
光・IP電話になって通話品質は抜群によくなったって聞いたけど?

Pパパ

そう。そのとおり。
通話品質がよくなって、番号ポータビリティ*1も可能になったね。
しかし、いままでの「加入電話」には、まだ、敵わないんだよ。

Iちゃん

えーっ、そうなの?

Pパパ

日本の加入電話は「世界一の音声品質」と言っていいくらいで、そのために君の電話のかけ方が「いい加減」になっているじゃないか。

Iちゃん

それって、どういう事?

Pパパ

3つの間違いをしているね。
1つ目は「受話器を上げて“発信音”を聞かない」、2つ目は「ダイヤルして、間違った相手にかかると、“自分が間違った”と思い込む」、3つ目は「相手がでると“ワタシ、ワタシ”と言う」だろう。

Iちゃん

ほんとだ。

Pパパ

それは、音声品質がいいからで、1番目と2番目は「接続品質」、3番目は「通話品質」がいいからだ。そして、これらがいつも安定している「安定品質」もある。
この3つがキチンとしているから「世界一」だし「Iちゃん電話の横行」になったというわけだね。パパよりNTTを信用しているからかも知れないが、電話のかけ方が間違っているね。

Iちゃん

分りました。今後直させて戴きます。(笑い)

Pパパ

通話品質の話をするとね。 IP電話事業者には、兵隊のくらいのようなものがあってね。
クラスA,クラスB,クラスCと3つのランクに総務省の判定で分けられるんだよ。
クラスAは「固定電話並み」、クラスBは「携帯電話並み」、クラスCは「それ以下」となっている。
これはIP電話に入るときのチェックポイントになるね。

(図)音声品質の基準(従来の加入電話)
イラスト

Iちゃん

そんなアバウトなクラスわけなの?

Pパパ

いやいや、もう少し学術的に言えば、遅延時間の規定がある。それを表に示した。
この遅延時間は、最悪200ms以下の必要があるから、クラスCだと「品質上問題あり」といえるね。

Iちゃん

IP電話は「音声品質に注意が必要」ってことが、よく分かったわ。有難う!

IP電話事業者のクラス分け

IP電話事業者のクラス分け
クラスABC
総合伝送品質(R)>80>70>50
許容遅延時間100ms以下150ms以下400ms以下
呼損率(接続品質)
(参考値)
≦0.15≦0.15≦0.15
*1
番号ポータビリティ:IP電話になっても「従来の加入電話番号(03・・とか06・・とか)が使える機能のこと。個人用で可能のIP電話会社が増えてきたが、法人用はこれから整備される。

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